【目的別】コーヒーメーカーおすすめ10選|家電プロレビュアーが徹底解説



目次
  1. コーヒーメーカーの基本情報
  2. コーヒーメーカーの賢い選び方
  3. 目的別に紹介!おすすめコーヒーメーカー10選
  4. 番外編:ハイブリッドなコーヒーメーカー3選
  5. コーヒーメーカーでおいしいコーヒーを淹れるコツ
  6. バリスタおすすめのコーヒーメーカー3選
  7. まとめ
 

「テレワークをしていると、家でおいしいコーヒーが飲みたくなる」
「コーヒーメーカーは種類が多く、どれが自分に合うかわからない」


テレワークの普及によって在宅時間が増える中、「家でおいしいコーヒーが飲めたらいいのに」と思い始めた人も多いはず。それならコーヒーメーカーを購入しようと、いざネットで調べてみたはいいものの、種類が多くて選べない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回、コーヒーメーカーを選ぶポイントとともに、おすすめのコーヒーメーカーもセレクトしました。コーヒーメーカー選びのヒントがきっと見つかります。
また、コーヒーメーカーでおいしいコーヒーを淹(い)れるコツもあわせて参考にしてください。

<おすすめのコーヒーメーカー10選>

メーカー

商品名

ネスカフェ

ゴールドブレンド バリスタ 50

UCC上島珈琲

ドリップポッド DP3

サンコー

全自動コーヒーメーカー「俺のバリスタ」

タイガー

コーヒーメーカー ADC-A060

パナソニック

沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57

ラッセルホブス

グランドリップ

ツインバード

全自動コーヒーメーカー 3杯用CM-D457B

ハリオ

V60オートプアオーバーSmart7BT

レコルト

レインドリップコーヒーメーカー

象印マホービン

STAN.コーヒーメーカー
価格(税込) 5980円 1万989円 7981円 オープン価格 オープン価格 ガラス:1万1000円/ステンレス:1万6500円 3万6600円 7万7000円 4950円 9050円
抽出タイプ ドリップ カプセル(粉) ドリップ ドリップ ドリップ ドリップ ドリップ ドリップ ドリップ ドリップ
セットするコーヒー エコ&システムパック 豆、粉 豆、粉 豆、粉
コーヒーの量 140mlほか 700ml(水タンク容量) 最大420ml 810ml(満水容量) 最大5カップ(670ml) 最大10カップ(1.45L)※ガラス 最大450ml 最大700ml 最大480ml 最大420ml

コーヒーメーカーの基本情報

コーヒーメーカーにはどんな種類があり、どんな機能が搭載されているのか。まずは、コーヒーメーカーを選ぶうえで知っておきたい基本情報です。

コーヒーメーカーの種類|ドリップ・エスプレッソ・カプセル

コーヒーメーカーは、ドリップ式、エスプレッソ式、カプセル式の3つに大きく分けられます。

<コーヒーメーカーのおもな種類>

ドリップ式 ミルなし 豆を挽(ひ)いたコーヒー粉にお湯を注いでコーヒーを抽出
ミル付き 豆を挽くミル付き。挽きたてのコーヒーを味わえる。豆挽きから抽出まで全自動のタイプもあり
エスプレッソ式 挽いた豆に高い圧をかけて濃厚なエスプレッソを抽出。カフェラテ、カプチーノなどを作れるものも
カプセル式 コーヒー粉の入った個装カプセルから抽出。1杯ずつ淹れられる

ドリップ式|コーヒー粉にお湯を注いで抽出するタイプ


ドリップ式のコーヒーメーカーは、コーヒー粉と水をセットすれば、自動的にお湯を注ぎコーヒーを抽出してくれます。ミル付きであれば、豆を挽く作業も行えるので、挽きたてのコーヒーを味わうことができます。ミル付きは、豆挽きから抽出まで全自動で行えるタイプもあり、今は全自動コーヒーメーカーの人気が高まっています。

また、ミルの種類は、おもにプロペラ式、臼式、コーン式に分かれます
おいしいコーヒーを淹れるための重要な要素の一つが豆の粒度(りゅうど)で、低価格モデルに多いプロペラ式は挽いた豆の粒度にばらつきが出ますが、手入れがしやすいという利点もあります。臼式、コーン式であれば、豆の劣化につながる摩擦熱の発生も抑えられ、かつ豆も均一に挽くことができます。

エスプレッソ式|コーヒー粉に高い圧をかけて抽出するタイプ


コーヒー粉に高い圧をかけて、一気にコーヒーを抽出するのがエスプレッソ式。ミルクのタンクを搭載しているモデルであれば、カフェラテやカプチーノなどのメニューも簡単に作ることができます。

エスプレッソ式の代表的なメーカーが、イタリアの家電ブランド・デロンギ。長らく日本人がエスプレッソを好まない傾向が続いたこともあり、デロンギには、淹れ方はエスプレッソだけどドリップコーヒーのような味で飲める「カフェ・ジャポーネ」という機能が付いているモデルもあります。

カプセル式|個装カプセルから1杯ずつ抽出するタイプ


コーヒー粉が1個ずつのカプセルに入っていて、カプセルと水を入れれば自動でコーヒーを出してくれるのがカプセル式。1個ずつ個装されているので豆も酸化せず、粉の量を間違えることもないので安定した味に仕上がります。また、1杯ずつ淹れられるので、一人で飲みたいときにも気軽に飲むことができます。初心者でも使いやすいため、コーヒーメーカーデビューにおすすめ

コーヒーメーカーの賢い選び方


ここからは、実際コーヒーメーカーを購入するにあたって頭に入れておきたい具体的なポイントを紹介します。

【コーヒーメーカーを選ぶときの6つのポイント】


  1. 飲みたいコーヒーの種類を決める
  2. 一度に飲みたいコーヒーの量
  3. 一人で使うなら手軽さを重視する
  4. ドリップ式はサーバーのタイプに注目
  5. 設置場所と本体サイズをチェック
  6. 欲しい付帯機能は何か
購入するコーヒーメーカーを選ぶにあたって考えるべきポイントや機能を、以下で詳細に説明していきます。

1. 飲みたいコーヒーの種類を決める

 

コーヒーメーカーのタイプによって、できあがるコーヒーも異なります。
自分がどんなコーヒーが好きか、ふだん飲んでいるコーヒーは何か、ということを思い浮かべてみてください。日本人になじみ深いのはドリップコーヒーですが、エスプレッソが好きな方、カフェラテなどミルク系が飲みたいという方、好みはそれぞれです。飲みたいコーヒーの種類をまず決めれば、選ぶコーヒーメーカーのタイプも絞られてきます
飲みたいコーヒーの種類 コーヒーメーカータイプ
・挽きたてのコーヒー ミル付きのドリップ式
・コーヒー粉から淹れるコーヒー ミルなしのドリップ式
・カフェオレ・カプチーノ
・濃厚なエスプレッソ
エスプレッソ式
・手軽に1杯ずつ飲みたい
・日替わりのフレーバーを楽しみたい
カプセル式

2. 一度に飲みたいコーヒーの量

 

ふだん、一度に何人で飲むことが多いのか、サーバーの容量も選ぶ基準の一つになります。おもに一人で飲むという方なら、1杯ずつ淹れられるカプセル式が最適2人で飲むなら、3、4人分のコーヒーを抽出できるコーヒーメーカーを買うのが安心です。

なお、容量の表記にも注意が必要です。例えば「3、4杯分」と書かれていた場合、その1杯は、ソーサーの付いたコーヒーカップ1杯の分量を想定している場合があります。マグカップで飲むと「4人分」でも、実際は2人分にしかならないということがあるので、多めの容量で考えた方がいいでしょう。

3. 一人で使うなら手軽さを重視する


日常的に使うものだからこそ、お手入れ方法の確認も重要です。一人で飲むなら、カプセル式は抽出後にカプセルを捨てるだけなので手軽。ペーパーフィルターに粉から入れるタイプなら、ペーパーを外して捨てるだけなので比較的手間がかかりません。清潔に保っておきたいので、水タンクを取り外して丸洗いできるかどうかもチェックポイントです。ホームページに取扱説明書がPDFでアップされていることが多いので、買う前に目を通すことをおすすめします。具体的にどのような作業が必要なのか、事前に把握しておきましょう。

4. ドリップ式はサーバーのタイプに注目


昔はガラスサーバーが主流でしたが、今はステンレス製のサーバーが増えています。おもな違いは保温性にあります。

ガラスサーバーの場合、本体に保温プレートなどの保温機能が付いていることが多く、置いたままにしてコーヒーが煮詰まってしまうということがありました。また、破損しやすいというのも難点。ただ、残量がわかりやすく、ドリップの様子を見ることができるという楽しみもあります。

ステンレスの場合はサーバー自体に保温性があるので、煮詰めずに温度を保つことができます。ガラス製に比べると残量がわかりにくいですが、破損しにくいのは利点

5. 設置場所と本体サイズをチェック

 

コーヒーメーカーは使うたびに出し入れするよりも、いつでも使えるように定位置を決めて置いておく方が多いと思います。購入後に「置けない」あるいは「思っていたより大きくて邪魔」とならないためにも、事前にサイズ感をチェックするのは大切です。

置こうと思っている場所と、コーヒーメーカーのサイズを照らし合わせて、自分の生活に溶け込むかどうかを確認しましょう。

6. 欲しい付帯機能は何か


お湯を注ぎ、抽出するというプロセスを自動でやってくれるだけでなく、さまざまな機能が付いたコーヒーメーカーも出てきています。

例えば、朝起きてすぐおいしいコーヒーを飲みたいという方には、タイマー機能が付いているものがおすすめです。今はインターネットにつながっていて、タイマーの設定などすべての操作をスマホでできるタイプも出ています。また、より自分好みの味を追求したい方なら、豆の挽き方、湯量、湯温などを細かく設定できるタイプもあるので、チェックしてみてください。

目的別に紹介!おすすめコーヒーメーカー10選

 

コーヒーメーカーは日常的に使うものなので、生活スタイルや趣味嗜好に合うかどうかが重要です。そこで、「初心者向け」「一人暮らし向け」「カップル・家族向け」「こだわり派」「インテリア向き」にジャンル分けし、それぞれ2種類、計10種類のおすすめコーヒーメーカーをピックアップしました。

 

【初心者向け】ドリップ式 ゴールドブレンド バリスタ 50[Fifty](ネスカフェ)


出典:Amazon



価格(税込) 5980円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー エコ&システムパック
本体重量 約3.4kg
電圧/周波数 1460W
消費電力 1460W
電源コードの長さ 不明
コーヒーメーカータイプ ドリップ式
コーヒーの量 140mlほか
手入れのしやすさ
サーバー なし
サイズ(幅、高さ、奥行き) ×
タイマー機能 ×
蒸らし機能 ×


きめ細かなクレマ(泡)が楽しめる本格的なコーヒーやカフェラテなど、多彩なカフェメニューを簡単なボタン操作で楽しめるマシン。充てんできる製品は「ネスカフェ エコ&システムパック」各種で、簡単に詰め替えできるのが利点です。
コーヒーを簡単に淹れられるうえに、「ネスカフェ エコ&システムパック」はスーパーなどで売っているので、なくなったときにすぐに買えるという手軽さもあり、幅広い世代の方におすすめです。スリムなので、置き場所をとらないというのも魅力です。

【初心者向け】カプセル式 ドリップポッド DP3(UCC上島珈琲)


出典:Amazon



価格(税込) 1万989円
抽出タイプ カプセル(粉)
セットするコーヒー
本体重量 約3kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 1350W
電源コードの長さ 約1m
コーヒーメーカータイプ カプセル式
コーヒーの量 700ml(水タンク容量)
手入れのしやすさ
サーバー なし
サイズ(幅、高さ、奥行き) 13.3×22.4×29cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能


ボタンひとつで本格的なドリップコーヒーを淹れられるカプセル式。UCCの熟練したコーヒー鑑定士が世界中のコーヒー生産地から厳選したコーヒー豆を、1杯ずつ味わえる形で個装しています。
カプセルと水を入れるだけなので操作が簡単でありながら、味も香りもしっかりとしています。UCCはもともとコーヒー豆のメーカーさんで、世界中に農園をもっているので味の種類が多くて、飽きずに楽しめます。新しい味や、季節に合わせたものもあってバリエーションが豊富です。
コーヒーだけでなく紅茶とお茶モードもあり、それぞれに合わせた温度で淹れてくれます。また、アイスコーヒーにも対応しています。カプセルをセットしてボタン操作をすれば、あとは自動でやってくれるので、初心者の方や楽して淹れたい方におすすめです。

【一人暮らし向け】ミル付きドリップ式 全自動コーヒーメーカー「俺のバリスタ」(サンコー)


出典:Amazon



価格(税込) 7981円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー 豆、粉
本体重量 約1.6kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 750W
電源コードの長さ 約90cm
コーヒーメーカータイプ ミル付きドリップ式
コーヒーの量 最大420ml
手入れのしやすさ
サーバー ステンレス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 15.4×32×20cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能 ×


豆を挽くところから抽出まで全自動で行える、タンブラー付きコーヒーメーカー。背の高いグラスカップや別のタンブラーも使用できます。
メーカーの方が、すごく人気で売れていると言っていました。一人で飲むなら、タンブラーでいいですよね。タンブラーに直接入れて飲めるから簡単ですし、洗い物も少なくなります。タンブラー自体に保温性能があるので冷めにくいというのも魅力。耐熱のグラスに氷を入れて、アイスコーヒーも作れます。
豆からでも粉からでも淹れられて、ミルは粒度が安定しないプロペラ式ではありますが、挽きたてのコーヒーを飲むことができます。

【一人暮らし向け】ドリップ式 コーヒーメーカー ADC-A060(タイガー)


出典:Amazon



価格(税込) オープン価格
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー
本体重量 約1.9kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 550W
電源コードの長さ 約1.2m
コーヒーメーカータイプ ドリップ式
コーヒーの量 810ml(満水容量)
手入れのしやすさ
サーバー ステンレス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 15.4×30.1×27.2cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能


マイルドとストロング、2つのテイストを手軽に調整可能。サーバーにドリップする以外にも、専用カップトレイを設置して、手持ちのマグカップに直接ドリップすることもできます。

マイルドとストロング、淹れ方を変えて飲めるので、こだわりのある一人暮らしの方におすすめです。こういう細かい工夫で味を変えようとがんばるのは、日本のメーカーさんならではですね。サーバーはタイガーさんがお得意とするステンレス製。

おしゃれでかわいいデザインなので、女性にもいいですよね。マグカップに直接淹れられるので、友達が来るときはサーバーの方に2杯分入れておいて、自分だけ飲むときはマグカップに1杯分など、使い分けもできます。

【カップル・家族向け】ミル付きドリップ式 沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57(パナソニック)


出典:Amazon



価格(税込) オープン価格
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー 豆、粉
本体重量 約3kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 800W
電源コードの長さ 約1m
コーヒーメーカータイプ ミル付きドリップ式
コーヒーの量 最大5カップ(670ml)
手入れのしやすさ
サーバー ガラス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 22×34.5×24.5cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能


豆を挽くところから抽出まで全自動で行えるコーヒーメーカー。2種類のフィルターで粗挽きと中細挽きの「挽き分け」ができ、リッチ・マイルドコースでの「淹れ分け」もできます。「挽き分け」と「淹れ分け」の組み合わせで4種類のコーヒーが楽しめます。デカフェ(カフェインレス)豆からコクのあるコーヒーを抽出する「デカフェ豆」コース付き。沸騰浄水機能も付いています。
浄水機能が付いていて、温度や蒸らしも自動で調整してくれて、すっきりとした味わいのコーヒーに仕上がります。豆の挽き方も粗挽きと中細挽きで変えることができます。こだわりの機能が付いていながら、比較的価格は高くないので人気です。

【カップル・家族向け】ドリップ式 グランドリップ(ラッセルホブス)


出典:Amazon



価格(税込) ガラス:1万1000円/ステンレス:1万6500円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー
本体重量 約2kg ※ガラス
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 900W
電源コードの長さ 約1m
コーヒーメーカータイプ ドリップ式
コーヒーの量 最大10カップ(1.45L)※ガラス
手入れのしやすさ
サーバー ガラスorステンレス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 16.5×33×22cm
タイマー機能
蒸らし機能


ステンレスサーバーは8杯分、ガラスサーバーは10杯分の大容量ながら、スタイリッシュでスマートなデザイン。注ぎから抽出までのプロセスやタイマー設定など、すべてタッチパネルでスマートに操作できます。

 


 

粉から淹れる普通のタイプなんですが、特徴的なのは純金コーティングされた目の細かいフィルターを使っていること。浅煎(い)りや、香りのいいフルーティーな豆など、いわゆるサードウェーブコーヒーに合っているコーヒーメーカーだと思います。

純金を使っているので酸化しにくく、コーヒー自体がすごくなめらかなんです。来客時にこれで淹れると「おいしい」と言ってもらえることが多いですね。

 

お湯を通す穴が粉全体に行き渡るように、シャワー状に出るようになっているんです。クセや雑味がなく、なめらかですっきりとしたコーヒーが味わえます。 海外メーカーなのでサーバーも大きめで、家族が多い方や友達が来たときなどにおすすめです。

【こだわり派】ミル付きドリップ式 全自動コーヒーメーカー 3杯用CM-D457B(ツインバード)


出典:Amazon



価格(税込) 3万6600円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー 豆、粉
本体重量 約4.1kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 610W
電源コードの長さ 約1.4m
コーヒーメーカータイプ ミル付きドリップ式
コーヒーの量 最大450ml
手入れのしやすさ
サーバー ガラス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 16×36×33.5cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能


コーヒー界のレジェンドといわれる、カフェ・バッハ店主兼、株式会社バッハコーヒー代表の田口護氏監修による全自動コーヒーメーカー。

 

温度が83度と90度で選べて、豆の粒度も粗・中・細の3段階から選んで挽くことができるこだわり派。刃物で有名な新潟の燕三条製のミル刃を使っていて、ちゃんと切れる臼式タイプ。深みがあって、飲みごたえのあるコーヒーが好きな方におすすめです。
また、挽いた粉やお湯がドリッパーに落ちるところを、わざわざ見せるような構造になっています。淹れているときの香りなども五感で楽しんで、という想いが込められているのかもしれませんね。割と年齢層が高めな男性の方に人気のタイプで、値段も高めではありますが、すごく人気です。

【こだわり派】ドリップ式 V60オートプアオーバーSmart7BT(ハリオ)


出典:Amazon



価格(税込) 7万7000円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー
本体重量 約2.0kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 750W
電源コードの長さ 約1.5m
コーヒーメーカータイプ ドリップ式
コーヒーの量 最大700ml
手入れのしやすさ
サーバー ガラス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 24.5×29×12cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能


Bluetooth対応のコーヒーメーカー。湯温・湯量・スピードを自由に設定できます。スマホのアプリを使って、オリジナルレシピの作成や、有名バリスタのレシピをダウンロードして再現することもできます。
湯温・湯量・ドリップのスピードを自由に設定できるので、徹底的に自分好みのコーヒーを飲みたい方向けです。ハンドドリップに劣らぬカスタマイズ感を楽しめます。コーヒーメーカーで有名なハリオということで、コーヒー好きな方は、メーカー名だけで心が踊ってしまうのではないでしょうか。

【インテリア向き】ドリップ式 レインドリップコーヒーメーカー(レコルト)


出典:Amazon



価格(税込) 4950円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー
本体重量 約1kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 680W
電源コードの長さ 不明
コーヒーメーカータイプ ドリップ式
コーヒーの量 最大480ml
手入れのしやすさ
サーバー ガラス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 14.5×25.5×20.5cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能 ×


上部12ヵ所のドリップ口からお湯が降り注いでコーヒーを抽出。オープンなデザインなので、ドリップ時はコーヒーの香りを楽しめます。ハンドドリップにも使える2Way仕様。

12ヵ所のドリップ口からお湯が雨のように降り注ぐから「レインドリップコーヒーメーカー」という名前で、とにかく見た目がおしゃれでかわいい。コーヒーメーカーは男性っぽいデザインのものが多く、こういう女性の部屋に置いてもかわいいタイプは意外とありませんでした。コーヒーメーカーは基本的に置きっぱなしで使うことが多いので、かわいらしいものが好きな方にはいいなと思いました。

また、機械にまかせても、ハンドドリップでも、両方の淹れ方ができるタイプです。水タンクを外して洗えるとか、細かいところに配慮されているのもいいですよね。

【インテリア向き】ドリップ式 STAN.コーヒーメーカー(象印マホービン)


出典:Amazon



価格(税込) 9050円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー
本体重量 約1.8kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 650W
電源コードの長さ 約1.3m
コーヒーメーカータイプ ドリップ式
コーヒーの量 最大420ml
手入れのしやすさ
サーバー ガラス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 15×23.5×22.5cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能 ×


機能性と使いやすさ、シンプルなデザイン性を兼ね備えた家電シリーズのコーヒーメーカー。マグカップ2杯分(約180ml×2杯)の容量のコンパクトサイズ。コクと香りを引き出す「ダブル加熱95℃抽出」機能を搭載。アイスコーヒーにも対応しています。
象印がデザインに特化したブランドとして作ったSTAN.シリーズのコーヒーメーカーです。
見た目はすっきりとした男性っぽいデザインで、淹れるコーヒーも95度で抽出した、ちょっと苦くてガツンとした味わい。昔ながらの喫茶店の味に似ていて、しっかりとしたコクを味わいたい方にはおすすめです。持ち手がしっかりしていて持ちやすかったり、口が大きいので抽出後のペーパーを捨てやすかったり、水タンクも外せたりと、象印だけに細かいところもちゃんと考えられています。使い勝手も含めて、いい製品だなと思います。

番外編:ハイブリッドなコーヒーメーカー3選

少し手が出づらい高価格帯のものやユニークなタイプなど、番外編としてプラス3種類を石井さんにセレクトしてもらいました。こちらも参考にしてみてください。

エスプレッソ式 エレッタカプチーノトップコンパクト全自動コーヒーマシン(デロンギ)


出典:Amazon



価格(税込) 19万8000円
抽出タイプ エスプレッソ
セットするコーヒー 豆、粉
本体重量 約11.5kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 1450W
電源コードの長さ 約2m
コーヒーメーカータイプ エスプレッソ式
コーヒーの量 最大2L
手入れのしやすさ ×
サーバー なし
サイズ(幅、高さ、奥行き) 26×36×46cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能


レギュラーコーヒーからエスプレッソ、カプチーノ、カフェラテ、アイスカフェラテなど、多彩なメニューを1台で楽しめるハイスペックな全自動コーヒーメーカー。
「カフェ・ジャポーネ」機能が付いているのがコチラ。エスプレッソもレギュラーコーヒーも飲めるし、ミルクタンクが付いているのでカフェラテも作れます。高価なだけあり、もはや本格的なカフェ気分を味わえます。

レギュラーコーヒーはイタリアンテイストで、かなりコクがあって香りも良く、クレマ(泡)があるので口当たりも独特な感じを味わえます。

タンクに豆をたくさん入れておけば、勝手に計量もしてくれるので、一回一回入れなくても済むというのも楽。1杯ずつ淹れられるというのも使いやすく、一度使うとハマってしまい、愛用する方が多いですね。

ミル付きドリップ式 スマート全自動コーヒーメーカー(+Style ORIGINAL)


出典:Amazon



価格(税込) 1万2800円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー 豆、粉
本体重量 約2.6kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 670W
電源コードの長さ 約1.2m
コーヒーメーカータイプ ミル付きドリップ式
コーヒーの量 最大6カップ
手入れのしやすさ
サーバー ガラス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 16×28×32.1cm
タイマー機能
蒸らし機能


豆と水をセットするだけで、挽きたてのコーヒーを全自動で淹れてくれるコーヒーメーカー。スマホでの操作や、スマートスピーカーを使った声での操作も可能で、キッチンから離れて遠隔操作もできます。

 

豆から淹れる全自動タイプなので、もちろん味もおいしいですし、手軽にスマホから設定や操作ができるというところもおすすめです。今後はインターネットにつながったコーヒーメーカーも増えていくと思います。

ドリップ式 クレシドラ ドリップコーヒーメーカー(デロンギ)


出典:Amazon



価格(税込) 2万2540円
抽出タイプ ドリップ
セットするコーヒー
本体重量 約2.5kg
電圧/周波数 100V:50/60Hz
消費電力 1200W
電源コードの長さ 約1.8m
コーヒーメーカータイプ ドリップ式
コーヒーの量 最大1.25L
手入れのしやすさ
サーバー ガラス
サイズ(幅、高さ、奥行き) 19×33.5×28.5cm
タイマー機能 ×
蒸らし機能


イタリア語で“砂時計(クレシドラ)”を意味する名前のとおり、砂時計フォルムのデザインが特徴的。ヨーロッパコーヒー抽出研究所(ECBC)に認められた高精細な抽出技術によって、雑味やブレのない安定した味を楽しめます。香り高くコクのあるアイスコーヒーを作ることができる「アイスコーヒーモード」を搭載。
ちょっと濃いめで、わざと苦みを強く引き出す淹れ方をした「アイスコーヒーモード」が付いているタイプ。見た目もスタイリッシュでおしゃれなんですよね。

コーヒーメーカーでおいしいコーヒーを淹れるコツ

技術に左右されず、誰でもおいしいコーヒーを手軽に淹れられるのがコーヒーメーカーの魅力。でも、よりおいしく飲めるコツがあれば知っておいて損はないですよね。

豆を選ぶうえでの注意点とは

一般的に、コーヒー豆は焙煎したての鮮度が良いものがいいといわれています。でもコーヒーメーカーで淹れる場合は、鮮度が良すぎると豆が膨張しすぎてしまい、目詰まりしてしまったり、フィルターの外に豆があふれてしまって液体の中に混ざってしまうこともあります。

ハンドドリップであれば、あふれそうになったら手を止めればいいですが、機械はそうはいかないので。普通にスーパーなどで買う分には気にすることはないと思いますが、「注文を受けてから焙煎します」というようなお店で豆を買ったときは、高温多湿を避けて冷暗所に一週間ぐらい置いた方がいいかと思います。

豆の産地に関しては、その方の味の好みになってくるので、いろいろと飲んでもらって、自分の好きなものを見つけてもらうしかないかなと思います。

コーヒーメーカーにも、豆から入れるタイプと粉から入れるタイプがありますが、挽いた直後に淹れてほしいので、ミルをお持ちでない方はミル付きのコーヒーメーカーを買っていただくのがおすすめですね。

おいしい水が自分に合った味への近道


一回沸騰させたものや浄水器を通した水、カルキ除去装置などが付いているコーヒーメーカーであれば問題ないのですが、水道水を使うとコーヒーにも水道水っぽさが出てしまうので、ミネラルウォーターの方がいいと思います。

ミネラルウォーターの場合も、硬度が高いと結晶ができたりしてしまうことがあるので、硬度が50以下のいわゆる軟水がいいです。でも基本的には、飲んで「おいしい」と思う水で淹れるのが、自分に合った味に仕上げる近道ですね。

※機種によっては、水道水以外を推奨していないものもあります

 

新品や久しぶりに使うときは湯通しを


買ったばかりのコーヒーメーカーは、プラスチックのようなにおいがするので、使い始める前にお湯だけを循環させて湯通しをしてもらった方がいいと思います。久しぶりに使うときも、前に入れたコーヒー豆が残っていて、それが酸化して変なにおいになっていることがあるので、使用前の湯通しはやっておくといいですね。

 

紙とメッシュ、フィルターの素材による味の違い


紙のフィルターとメッシュフィルターで味は変わります。メッシュの場合はコーヒーオイルも通すので、質感が出るというか、フレンチプレスなどで淹れた味に近い仕上がりになります。若干ざらつきなども出たりするので、そういうざらざらとした舌触りが嫌な方はペーパーがいいと思いますが、オイルのリッチな質感を楽しみたい方はメッシュフィルターがおすすめですね。紙のフィルターを使った場合は、ざらつきなどが残らないので、すっきりとした後味になります。

 

蒸らし機能が付いていない場合は手動で

 

最近は蒸らし機能が付いているコーヒーメーカーが増えてきましたが、付いていないものもまだありますよね。その場合は、コーヒーがサーバーにポタポタと落ち始めたタイミングで一回電源を切って、20~30秒待ってからもう一度スイッチを入れるといいと思います。

 

抽出後は混ぜるのがコツ


コーヒーは、抽出し始めと終わりで出る成分が違うので、サーバーにたまったコーヒーは、下の方に濃いエキスが沈殿しているんです。だから、ハンドドリップで淹れる人はよく、スプーンで混ぜたり、サーバーを揺すって混ぜたりするんですけど、コーヒーメーカーの場合もやった方が均一の味になると思いますよ。

 


ちなみに、保温プレートが付いているコーヒーメーカーだと、長い時間置いたままにすると煮詰まってしまっておいしくなくなるので、淹れたてを飲むようにしてください。

 

バリスタおすすめのコーヒーメーカー3選

最後に、おすすめするコーヒーメーカーを紹介します。コーヒーメーカーのデビューに適したシンプルなタイプや高機能なマシンなど、3種類を厳選!

シロカ/コーン式全自動コーヒーメーカー

出典:https://www.siroca.co.jp/product/autocoffeecone/



価格(税込) 1万7490円 コーヒーメーカータイプ ミル付きドリップ式
抽出タイプ ドリップ コーヒーの量 最大540ml
セットするコーヒー 豆、粉 手入れのしやすさ
本体重量 約4kg サーバー ガラス
電圧/周波数 100V:50/60Hz サイズ(幅、高さ、奥行き) 16×39×27cm
消費電力 750W タイマー機能
電源コードの長さ 約1.2m 蒸らし機能
 

豆の計量から挽き、蒸らし、抽出まで、全自動でやってくれる高機能モデル。摩擦熱が少なく、豆の粒度を均一にできる高精度のコーン式ミルを採用しているので、香り高く雑味のないコーヒーを淹れられます。豆の挽き方は粗挽きから細挽きまで無段階で調整可能で、淹れ方もマイルドとリッチ、2つのテイストからセレクトできます
ミル付きのコーヒーメーカーに多いプロペラカッターだと均一に挽けなくて、渋かったり苦かったりしてしまうことがあるんですが、これは業務用の機械に近いコーン式。粒度のばらつきも少なくて、ちゃんとすりつぶしてくれるからいいですね。使い勝手もシンプルで、誰でも使いやすいと思います。豆もたくさん入れておけるので、日常的に一日何回も淹れるような方には向いていると思います。

象印マホービン/珈琲通EC-RS40

出典:https://www.zojirushi.co.jp/syohin/coffee-maker/sp_ecrs/



価格(税込) 2万1800円 コーヒーメーカータイプ ミル付きドリップ式
抽出タイプ ドリップ コーヒーの量 最大4カップ(540ml)
セットするコーヒー 豆、粉 手入れのしやすさ
本体重量 約4.4kg サーバー ステンレス
電圧/周波数 100V:50/60Hz サイズ(幅、高さ、奥行き) 24×37.5×25cm
消費電力 740W タイマー機能 ×
電源コードの長さ 約1.3m 蒸らし機能
 

ミル一体型で、豆の挽きからドリップまで全自動タイプ。象印が培った「マイコン予熱」と「ダブル加熱」の技術によって高温で抽出し、コクと香りを引き出したコーヒーを楽しめます。挽き目は「中細挽き」と「粗挽き」の2段階調整、濃さは「ストロング(濃い)」と「レギュラー(普通)」の2段階調整が可能。
おしゃれを追求するあまり「このボタン何?」みたいな機械も多いですが、これは見た目にもわかりやすく、ご年配の方にもおすすめです。ステンレスメッシュフィルターと紙フィルター、両方使えるのもいいですね。サーバーはガラスのタイプ(EC-SA40)もありますが、魔法瓶でおなじみの象印なので、ステンレスがいいと思います。

メリタジャパン/ツイスト

出典:https://www.melitta.co.jp/products/coffeemaker/twist.html



価格(税込) 5190 コーヒーメーカータイプ ドリップ式
抽出タイプ ドリップ コーヒーの量 最大5カップ(700ml)
セットするコーヒー 手入れのしやすさ
本体重量 約1.3kg サーバー ガラス
電圧/周波数 100V:50/60Hz サイズ(幅、高さ、奥行き) 18×26.5×19.5cm
消費電力 600W タイマー機能 ×
電源コードの長さ 不明 蒸らし機能 ×
 

ミルが付いていないタイプで、コンパクトでシンプルなコーヒーメーカー。ポットのフタが特殊構造になっていて、抽出されたコーヒーを撹拌(かくはん)し、均一の味にしてくれる「アロマツイスター」機能搭載。保温プレート付き。
コーヒー器具を作っているメーカーさんなので、お手頃な価格だけど専門的。シンプルでありながら、サーバーの中のコーヒーを撹拌してくれる「アロマツイスター」という機能もあって、コーヒーメーカーデビューにはピッタリだと思います。

まとめ

一口にコーヒーメーカーといっても、ドリップ式、エスプレッソ式、カプセル式といったタイプに分かれ、さらに搭載されている機能も機種によってさまざま。いざ買おうと思っても、なかなか選べないのは当然です。

今回紹介した、選び方のヒントや専門家おすすめのモデルを参考にして、自分の生活スタイルに合った一台を見つけてください。