近年日本国内で急増しているマウスピース矯正ブランド。「どう選べばいいのかわからない」と悩みの方に向けて、本記事では合計17種類のおすすめマウスピース矯正ブランドを徹底比較します。
本記事の筆者自身もマウスピース矯正経験者で、矯正ブランド選びには悩みました。
本サイトはマウスピース矯正ブランド Oh my teethのオウンドメディアではありますが、筆者のマウスピース矯正ブランド選びの経験を活かし、フラットな視点で執筆しております。
ぜひ参考にしてください。
※本記事で紹介する各社サービス概要、料金は記事執筆時点の内容です。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。※本記事で紹介する各種料金はすべて税込です。
お時間のない方は以下の項目だけでもチェックしていただいて、気になるブランドの部分を中心に参考にしてみてください。
ブランド |
特徴 |
---|---|
キレイライン |
月2.2万円からはじめられる回数制のマウスピース矯正。リーズナブルに自分が納得する歯並びを目指したい方におすすめ。 |
クリアコレクト |
インプラントシェアNo.1のストローマングループのマウスピース矯正。重度の歯並びの乱れに悩んでおり、かつインビザラインよりもリーズナブルに矯正したい方におすすめ。 |
スマイルトゥルー |
日本では部分矯正のみに対応しているマウスピース矯正。気になる部分をリーズナブルに矯正したい方におすすめ。 |
アソアライナー |
ソフト・ミディアム・ハードの3種類のマウスピースを使用して歯を動かす矯正方法。矯正後の後戻りなど軽度の歯並びの乱れに悩んでいる方におすすめ。 |
最短2か月(※1)・定期通院不要(※2)のリモート矯正。気になる部分をサクッと矯正したい方におすすめ。 |
|
軽〜重度の歯並びの乱れに対応できるマウスピース矯正。基本的に通院せずに矯正を進めたい方におすすめ。 |
|
シンガポール発のマウスピース矯正。笑った際に目立つ部分だけでなく、奥歯を含めた歯並び全体をリーズナブルに矯正したい方におすすめ。 |
|
月々9,075円から、最低1回の通院でできるマウスピース矯正。トライアルプランがあるため、マウスピースの装着感を知りたい方におすすめ。 |
|
軽〜やや重度の歯並びの乱れまで対応しているマウスピース矯正。LINEサポートを受けつつ、定期的に通院もして矯正を進めたい方におすすめ。 |
|
治療1回からお試し可能なマウスピース矯正。歯並びの状態を見ながらリーズナブルに矯正をしたい方におすすめ。 |
|
エキサイト株式会社が提供するマウスピース矯正。軽〜中度の歯並びの乱れを自宅でリーズナブルに矯正したい方におすすめ。 |
|
片あご約10万(マウスピースの上限8枚)湘南美容歯科が提供するマウスピース矯正。軽度の歯並びの乱れを短期間でリーズナブルになおしたい方におすすめ。 |
|
2017年に韓国で誕生したマウスピースブランド。軽度~重度の歯並びの乱れに対応。初回のみの通院でマウスピース矯正を始めることが可能。治療は、LINEでのサポートを受けながら進めていける。 |
|
1回1,650円(税込)からのお試し治療が可能。マウスピースが目立たないように光沢防止加工を施しているので周囲に気付かれにくい。矯正範囲は、前歯のみの部分矯正から奥歯を含めた全体矯正まで。調整料と保定管理料が無料。 |
|
インプラントで有名なストローマン社が提供する「クリアコレクト」を使用したマウスピース矯正。硬めのマウスピースを使用しているので歯を動かす力が高い。軽度~重度までの幅広い歯並びに対応可能。 |
|
コレクトライン矯正が2022年7月にリニューアルしたもの。マウスピースは完全国内生産。上下の前歯12本の歯並びを整える部分矯正。 |
1※:一人ひとり、自分に合った矯正プランを選ぶには、ドクターの診断が不可欠です。上記の内容は、あくまでも目安として参考にしてください。
※1:上下前歯の部分矯正の場合
※2:矯正開始後の定期通院不要。初回の無料診断および歯並びの状態によっては複数回の通院が必要
>>おすすめマウスピース矯正ブランド17種類比較表へスキップ<<
- おすすめマウスピース矯正ブランドの比較観点8つ
- ①矯正プラン
- ②値段(費用)
- ③治療期間の目安
- ④治療範囲
- ⑤支払い方法
- ⑥通院頻度
- ⑦サポート体制
- ⑧返金・解約について
- おすすめマウスピース矯正ブランド17種類比較表
- Check Point 1:複数の矯正プランがあるブランドはその分治療費用・期間の目安は治療範囲に幅がある
- Check Point 2:インビザライン・クリアコレクト・スマイルトゥルー・アソアライナーは導入クリニックによって異なる項目が多い
- 【矯正プラン・費用・期間】マウスピース矯正ブランド比較
- Check Point 3:複数の矯正プランがあるブランドはプランごとに治療費用や期間の目安が異なる(適合診断は歯科医師が行う)
- 治療回数(使用するマウスピースの数)によって費用・期間が変動
- 回数制のメリット・デメリット
- プラン制のメリット・デメリット
- 【対応症例】マウスピース矯正ブランド比較
- Check Point 4:対応できる歯並びの乱れが「中度まで」の場合、抜歯せずに矯正を進めるケースが多い
- マウスピース矯正自体ワイヤー矯正よりも適応症例は限られる
- 対応症例を限定してリーズナブルな価格を実現している
- 【通院頻度・サポート体制】マウスピース矯正ブランド比較
- Check Point 5:通院頻度が多くないブランドはその分遠隔サポートが充実
- 定期的な通院がいるものといらないものがある
- 直接診てもらいたい方は定期通院ありのブランドがおすすめ
- タイプ別おすすめマウスピース矯正ブランド
- 後戻りなど軽度の歯並びの乱れをリーズナブルに治したい→回数制のブランドに注目
- 目立つ部分を短期間で治したい→プラン制で部分矯正できるブランドに注目
- 気になる部分だけでなく奥歯から歯並びを整えたい→全体矯正や重度の歯並びの乱れに対応しているブランドに注目
- 通院する暇がない→定期的な通院不要のブランドに注目
- できる限りコストを抑えたい→回数制のブランドに注目
- あらかじめかかるコストがわかりやすいものにしたい→プラン制のブランドに注目
- 後悔のないマウスピース矯正ブランド選びをしよう
- ※本記事掲載内容について
※本記事で紹介する各社サービス概要、料金は記事執筆時点の内容です。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
※本記事で紹介する各種料金はすべて税込です。
おすすめマウスピース矯正ブランドの比較観点8つ
まず、本記事で紹介するマウスピース矯正13ブランドの比較項目を紹介します。
【マウスピース矯正ブランド比較項目】
-
矯正プラン
-
値段(費用)
-
治療期間
-
治療範囲
-
支払い方法
-
通院頻度
-
サポート体制
-
返金・解約
①矯正プラン
マウスピース矯正ブランドには、いくつか矯正プランが設定されているものもあれば、プランが一つのみのものもあります。
また、複数プランがあるものは、それぞれ値段や治療期間、治療範囲が異なります。
そのためまず13ブランドのプランの数を表で比較し、その後プランの詳細も比較しておりますので、参考にしてください。
②値段(費用)
マウスピース矯正ブランド選びでもっとも気になる点ではないでしょうか。
近年は格安マウスピース矯正(LCM:Low Cost Mouthpiece)ブランドが急速に増え、値段の比較が難しくなっています。
後ほど各社ブランドの値段を一覧表で示すので参考にしてください。
③治療期間の目安
マウスピース矯正を含め、「歯科矯正は長い期間かかる」というイメージを持つ方が多いです。
しかし近年は安く早くできるマウスピース矯正も普及してきています。
もちろん歯並びの状態に応じて個人差はありますが、各社ブランドHPでどれくらいの期間で治療できるかの目安を公表していますので、そちらを一覧表に記載しています。
④治療範囲
歯科矯正には、笑ったときに目立つ部分のみを動かす部分矯正と、奥歯を含めた全歯を動かす全体矯正があります。
マウスピース矯正ブランドの中には、部分矯正のみに特化して費用を安くしているものや、部分矯正と全体矯正いずれにも対応しているものがあります。
このような治療範囲についても比較していきますので参考にしてください。
⑤支払い方法
「安いマウスピース矯正」と言われるブランドでも、約10万以上の治療費は大抵かかります。そのような高額な治療費を払う場合、やはり分割できるとうれしいですよね。
また、ブランドによってはデンタルローンを利用できることもあります。
今回は各ブランドが対応している支払い方法についても比較していますので、参考にしてください。
⑥通院頻度
「歯科矯正はしたいけど、仕事が忙しく通院する暇がない」という方も多いのでは?
特にワイヤー矯正は、一般的に月に1回程度ワイヤー矯正のために通院しなければなりません。
しかし今回紹介するマウスピース矯正は、基本的に自分でマウスピースを交換しながら矯正を進められるため、通院頻度を1〜3か月に1回程度に抑えられます。
さらに近年は、定期的な通院なしでマウスピース矯正を進められるブランドも出てきています。今回取り上げたブランドにも定期的な通院不要のものがあるので、参考にしてください。
⑦サポート体制

歯科矯正中は、予期せぬトラブルが起こることがあります。
マウスピース矯正でよくあるトラブルとしては
-
「マウスピースを紛失してしまった」
-
「マウスピースが割れてしまった」
-
「マウスピースがはめられなくなった」
といったものがあります。
このようなトラブル時、どのようなサポートをしてもらえるのかは、マウスピース矯正ブランド選びで重要なポイントと言えるでしょう。
⑧返金・解約について
マウスピース矯正は高額の治療費がかかります。「途中で解約とかってできるのかな?」という不安を抱えている方も多いのでは?
そこで今回の比較では、各社の返金・解約の対応状況についても紹介します。
以下はマウスピース矯正22ブランドを歯科クリニックへの通院(定期通院必要・定期通院不要)・矯正範囲(部分矯正・全体矯正)・料金プラン(プラン制・回数制)の3つの観点で分類したカオスマップです。あわせて参考にしてください。

上記カオスマップの詳細はプレスリリースをご覧ください。
おすすめマウスピース矯正ブランド17種類比較表
まずは前述した8つの比較観点で、マウスピース矯正17ブランドを比較した表をご覧ください。
Check Point 1:複数の矯正プランがあるブランドはその分治療費用・期間の目安は治療範囲に幅がある
ブランド |
矯正プラン |
治療費用 |
治療期間 |
治療範囲 |
---|---|---|---|---|
インビザライン |
5種類 |
20万〜100万円 |
3ヶ月〜3年 |
部分〜全体 |
クリアコレクト |
6種類 |
15万〜70万円 |
3週間〜3年 |
部分〜全体 |
スマイルトゥルー |
日本国内は2種類 |
25万〜65万円 |
3〜8ヶ月 |
日本国内は部分のみ |
アソアライナー |
1種類(回数制) |
10万〜40万円 |
4ヶ月〜1年半 |
部分 |
キレイライン |
1種類(回数制) |
23.1万〜41.8万円 |
5ヶ月〜1年3ヶ月 |
部分 |
Oh my teeth |
2種類 |
33万円 |
平均3ヶ月 |
部分〜全体 |
hanaravi |
3種類 |
33万円 |
5ヶ月〜1年半 |
部分〜全体 |
Zenyum |
1種類 |
32.45万円 |
3ヶ月〜1年3ヶ月 |
部分〜全体 |
hanalove |
3種類(お試しプランあり) |
27.78万円 |
5ヶ月〜2年 |
部分〜全体 |
DPEARL |
6種類 |
30.8万円 |
2ヶ月〜(1年2ヶ月以上のコースもあり) |
部分〜全体 |
マウスピース矯正ローコスト |
3種類 |
30万円〜 |
3ヶ月半 |
部分〜全体 |
エミニナル |
1種類(回数制) |
13万〜47万円 |
約3〜10ヶ月 |
部分〜全体 |
湘南マウスピース(湘南美容歯科) |
1種類(回数制) |
片顎9.98万円 |
平均6ヶ月 |
部分 |
Beforedent |
3種類 |
16.5万〜50.8万円 |
3ヶ月〜1年 |
部分 |
ウィ・スマイル |
6種類(お試しプランあり) |
10.78万〜66万円 |
1ヶ月半〜10ヶ月 |
部分〜全体 |
アットスマイル |
4種類 |
12万〜45万円 |
1ヶ月〜1年 |
部分〜全体 |
ホワイトライン |
4種類(お試しプランあり) |
22万〜46.2万円 |
3〜9ヶ月 |
部分〜全体 |
-
比較Tips 1:短期間でサクッと矯正したい方は、プラン制で種類が限られたブランドか、回数制のブランドに注目。
例)スマイルトゥルー・アソアライナー・キレイライン・Oh my teeth・Zenyum・マウスピース矯正ローコスト・エミニナル・湘南マウスピース・アットスマイル矯正・ホワイトライン矯正
Check Point 2:インビザライン・クリアコレクト・スマイルトゥルー・アソアライナーは導入クリニックによって異なる項目が多い
ブランド |
支払い方法 |
通院頻度 |
サポート体制 |
返金・解約 |
---|---|---|---|---|
インビザライン |
クリニックにより異なる |
1〜3ヶ月に1回 |
クリニックにより異なる |
クリニックにより異なる |
クリアコレクト |
クリニックにより異なる |
1〜3ヶ月に1回 |
クリニックにより異なる |
クリニックにより異なる |
スマイルトゥルー |
クリニックにより異なる |
2週間に1回 |
クリニックにより異なる |
クリニックにより異なる |
アソアライナー |
クリニックにより異なる |
1ヶ月に1回 |
クリニックにより異なる |
クリニックにより異なる |
キレイライン |
クレジットカード |
1.5〜3ヶ月に2回 |
サポートチームがLINEなどで対応 |
条件が合えば解約・返金可能 |
Oh my teeth |
クレジットカード |
最低1回 |
専属医療チームが24時間LINEサポート |
条件が合えば返金可能 |
hanaravi |
クレジットカード |
最低1回 |
365日LINEサポート |
解約可能(途中解約による返金は不可) |
Zenyum |
クレジットカード |
最低2回 |
専用アプリでサポート |
公式記載なし |
hanalove |
クレジットカード |
最低1回 |
LINEサポート |
公式記載なし |
DPEARL |
銀行振込 |
原則月1回 |
LINEを活用したサポート |
公式記載なし |
マウスピース矯正ローコスト |
クレジットカード |
2ヶ月1回 |
提携クリニックと連携してサポート |
公式記載なし |
エミニナル |
クレジットカード |
最低1回 |
LINEで相談可能 |
解約可能・返金原則不可 |
湘南マウスピース(湘南美容歯科) |
クレジットカード |
4〜8週間に1回 |
無料ドクターメール相談 |
返金・解約可 |
Beforedent |
クレジットカード |
初回1回のみ |
LINEで相談可能 |
返金・解約可 |
ウィ・スマイル |
現金 |
2〜3ヶ月に1回 |
LINEで相談可能 |
公式記載なし |
アットスマイル |
現金 |
1ヶ月1回 |
チャットで相談可能 |
公式記載なし |
ホワイトライン |
クリニックにより異なる |
2ヶ月1回 |
クリニックにより異なる |
公式記載なし |
-
比較Tips 2:ドクターに直接診てもらいながら矯正を進めたい方は、原則通院が必要なブランドに注目。
例)インビザライン・クリアコレクト・スマイルトゥルー・アソアライナー・キレイライン・DPEARL・マウスピース矯正ローコスト・湘南マウスピース・ウィ・スマイル(We Smile)矯正・アットスマイル矯正・ホワイトライン矯正
【矯正プラン・費用・期間】マウスピース矯正ブランド比較
各マウスピース矯正ブランドの矯正プランと、それぞれの値段(費用)と治療期間の目安を詳しく比較しました。
Check Point 3:複数の矯正プランがあるブランドはプランごとに治療費用や期間の目安が異なる(適合診断は歯科医師が行う)
ブランド |
矯正プラン |
治療費用 |
治療期間 |
---|---|---|---|
インビザライン |
①エクスプレス |
①20万〜40万円 |
①3〜4ヶ月 |
クリアコレクト |
①FLEX |
15万〜70万円 |
①3週間〜(1Stepを1〜2週間で交換するとして算出) |
スマイルトゥルー |
①Level1 |
①25万円〜 |
①3〜5ヶ月 |
アソアライナー |
1種類(回数制) |
10万〜40万円 |
4ヶ月〜1年半 |
キレイライン |
1種類(回数制) |
23.1万〜41.8万円 |
5ヶ月〜1年3ヶ月 |
Oh my teeth |
①Basicプラン |
①33万円 |
①平均3ヶ月 |
hanaravi |
①Basicプラン |
①33万円 |
①5〜7ヶ月 |
Zenyum |
①Zenyum Clear |
①32.45万円 |
①3〜9ヶ月 |
hanalove |
①Easy |
①21.78万円〜 |
①〜5ヶ月 |
DPEARL |
①SHORT |
①30.8万円 |
①2〜4ヶ月 |
マウスピース矯正ローコスト |
①ライトプラン |
①30万円〜 |
①3ヶ月半 |
エミニナル |
1種類(回数制) |
13万〜47万円 |
約3〜10ヶ月 |
湘南マウスピース(湘南美容歯科) |
1種類(8枚まで) |
片顎9.98万円 |
平均6ヶ月 |
Beforedent |
①ライトプラン |
①16.5万〜24.4万円 |
①〜6ヶ月 |
ウィ・スマイル |
①1回コース |
①1,650円 |
①約1週間〜 |
アットスマイル |
①4回コース |
①12万円 |
①1〜2ヶ月 |
ホワイトライン |
①1回お試し |
①2.2万円 |
①公式記載なし |
-
比較Tips 3:時間がかかってもしっかり歯並びをなおしたい方は、複数種類の矯正プランがあり、歯並びの乱れの程度が重度まで対応しているブランドに注目。
例)インビザライン・クリアコレクト・Zenyum・hanaravi・hanalove・DPEARL・マウスピース矯正ローコスト・エミニナル・ウィ・スマイル(We Smile)矯正・アットスマイル矯正
治療回数(使用するマウスピースの数)によって費用・期間が変動
上記の表を見てもらうと、もともと矯正プランが分かれていたり、回数制になっていたりするブランドがあることがわかります。
また、矯正プランが分かれているものの中には、使用できるマウスピースの数によって分かれているものと、対応できる症例によって分かれているものがあります。
たとえばマウスピース矯正ブランドで代表的なインビザラインは、以下のようなプランの分け方になっています。
-
インビザライン エクスプレス:軽度の歯並びの乱れに対応 (マウスピース最大7枚)
-
インビザライン ライト:比較的軽度の歯並びの乱れに対応 (マウスピース最大14枚)
-
インビザライン Go:比較的軽度の歯並びの乱れに対応 (マウスピース最大20枚)
-
インビザライン モデレート:中度の歯並びの乱れに対応(マウスピース最大26枚)
-
インビザライン コンプリヘンシブ:〜重度の歯並びの乱れに対応 (マウスピース最大99枚)
回数制のメリット・デメリット

回数制のマウスピース矯正のメリットは、1回の治療からはじめられる点。
また過去に歯科矯正をして歯並びが元に戻ってしまった症例など、比較的軽度の歯並びの乱れであれば、治療回数が少なく済み、治療期間やコストを抑えられる可能性が高いです。
回数制のマウスピース矯正のデメリットとしては、治療ゴールが見えにくい点があります。
自分が満足できたら完了できるのがメリットと言えますが、中には治療していくうちに「落とし所がわからない」という状況になる可能性もあります。
プラン制のメリット・デメリット
プラン制のメリットは、そのプランでできる範囲であれば、治療計画の再設計やマウスピースの追加が可能な点です。
これはブランドやプラン内容にもよりますが、たとえば「インビザライン コンプリヘンシブ」や「クリアコレクト UNLIMITED」などでは、保証期間内であれば治療計画の再設計や、マウスピースの追加などを無料(プラン料金内)で行えます。
プラン制のマウスピース矯正のデメリットは、歯並びの状態によっては回数制の方がリーズナブルに矯正できる可能性がある点です。
たとえば後戻り症例など軽い歯並びの乱れである場合。
ある程度使用するマウスピースの枚数を見越した料金になっているプラン制よりも、回数制の方が治療回数が少なく済み、コストが抑えられる可能性があります。
【対応症例】マウスピース矯正ブランド比較
各マウスピース矯正ブランドの治療範囲と、対応可能な歯並びの乱れの度合いや、抜歯症例に対応できるかを比較しました。
Check Point 4:対応できる歯並びの乱れが「中度まで」の場合、抜歯せずに矯正を進めるケースが多い
ブランド |
治療範囲 |
対応できる歯並びの乱れの度合い |
抜歯症例に対応できるか |
---|---|---|---|
インビザライン |
部分〜全体 |
①エクスプレス:軽度 |
対応可能 |
クリアコレクト |
部分〜全体 |
①FLEX:軽度 |
対応可能 |
スマイルトゥルー |
日本国内は部分のみ |
軽度〜中度 |
対応困難 |
アソアライナー |
部分 |
軽度〜中度 |
対応困難 |
キレイライン |
部分 |
軽度〜中度 |
対応可能(極力抜かない) |
Oh my teeth |
部分〜全体 |
軽度〜中度 |
対応困難 |
hanaravi |
部分〜全体 |
①Basicプラン:軽度 |
対応可能(ハイブリッドプラン) |
Zenyum |
部分〜全体 |
軽度〜重度 |
必要に応じて実施(Zenyum Clear+〜) |
hanalove |
部分〜全体 |
①Easy:軽度 |
極力抜かない |
DPEARL |
部分〜全体 |
軽度〜やや重度 |
対応可能(安易に抜かない) |
マウスピース矯正ローコスト |
部分〜全体 |
軽度〜重度 |
公式記載なし |
エミニナル |
部分〜全体 |
軽度〜重度 |
公式記載なし |
湘南マウスピース(湘南美容歯科) |
部分 |
軽度 |
公式記載なし |
Beforedent |
部分 |
軽度〜重度 |
対応困難 |
ウィ・スマイル |
部分〜全体 |
軽度〜重度 |
対応可能 |
アットスマイル |
部分〜全体 |
軽度〜重度 |
対応可能(極力抜かない) |
ホワイトライン |
部分〜全体 |
軽度〜中度 |
対応可能 |
-
比較Tips 4:「矯正のために健康な歯を抜きたくない」という方は歯並びの乱れの程度が中度まで対応しているブランドや、極力抜糸しない方針のブランドに注目。
※ただし抜歯のかわりに歯の表面を削る処置が必要だったり、ドクターの診断の結果抜歯が必要となったりすることがあります。
例)スマイルトゥルー・アソアライナー・キレイライン・Oh my teeth・hanalove・DPEARL・Beforedent(ビフォーデント)・アットスマイル矯正・ホワイトライン矯正
マウスピース矯正自体ワイヤー矯正よりも適応症例は限られる
まず知っておいていただきたいのが、マウスピース矯正自体、ワイヤー矯正よりも適応症例が限られる点です。
適応症例がもっとも広いのはワイヤー矯正(表側矯正)です。
上記の表を見ていただくとわかる通り、マウスピース矯正ブランドには中度の歯並びの乱れまでを対象としているものも多いです。
ただし以下のようなブランドは、中度以上の歯並びの乱れに対応しており、中には抜歯が必要な症例の治療も可能なものがあります。
-
インビザライン
-
クリアコレクト
-
Zenyum
-
hanaravi
-
hanalove
-
DPEARL
-
マウスピース矯正ローコスト
-
EMININAL
-
ウィ・スマイル(We Smile)矯正
-
アットスマイル矯正
対応症例を限定してリーズナブルな価格を実現している

先に紹介した費用比較と照らし合わせるとわかりますが、対応症例を限定しているブランドは、その分リーズナブルな価格を実現しています。
以下は対応症例を中度の歯並びの乱れまでに絞っているブランドと、それぞれの治療費の目安です。
-
スマイルトゥルー:25万〜65万円
-
アソアライナー:10〜40万円
-
キレイライン:10〜30万円
-
Oh my teeth:33万円・66万円
-
ホワイトライン矯正:2.2万〜46.2万円
また、上記のようなブランドは症例を絞っている分、治療期間も比較的短く済みます。
【通院頻度・サポート体制】マウスピース矯正ブランド比較
冒頭で紹介したマウスピース矯正17ブランド比較一覧表のうち、通院頻度とサポート体制の比較を抜粋したものが以下です。
Check Point 5:通院頻度が多くないブランドはその分遠隔サポートが充実
ブランド |
通院頻度 |
サポート体制 |
---|---|---|
インビザライン |
1〜3ヶ月に1回 |
クリニックにより異なる |
クリアコレクト |
1〜3ヶ月に1回 |
クリニックにより異なる |
スマイルトゥルー |
2週間に1回 |
クリニックにより異なる |
アソアライナー |
1ヶ月に1回 |
クリニックにより異なる |
キレイライン |
1.5〜3ヶ月に2回 |
サポートチームがLINEなどで対応 |
Oh my teeth |
最低1回 |
専属医療チームが24時間LINEサポート |
hanaravi |
最低1回 |
365日LINEサポート |
Zenyum |
最低2回 |
専用アプリでサポート |
hanalove |
最低1回 |
LINEサポート |
DPEARL |
原則月1回 |
LINEを活用したサポート |
マウスピース矯正ローコスト |
2ヶ月1回 |
提携クリニックと連携してサポート |
エミニナル |
最低1回 |
LINEで相談可能 |
湘南マウスピース(湘南美容歯科) |
4〜8週間に1回 |
無料ドクターメール相談 |
Beforedent |
初回1回のみ |
LINEで相談可能 |
ウィ・スマイル |
2〜3ヶ月に1回 |
LINEで相談可能 |
アットスマイル |
1ヶ月1回 |
チャットで相談可能 |
ホワイトライン |
2ヶ月1回 |
クリニックにより異なる |
-
比較Tips 5:「忙しくてなかなか通院ができない」という方は、最低1、2回の通院でマウスピース矯正を進められるブランドに注目。
例)Oh my teeth・hanaravi・Zenyum・hanalove・エミニナル・Beforedent(ビフォーデント)
定期的な通院がいるものといらないものがある

上記の表を見てわかる通り、マウスピース矯正ブランドの中には、定期的な通院が必要なものと、そうでないものがあります。
また、定期的な通院が不要のサービスは、その分LINEや専用アプリなどを介した遠隔サポートを実施しています。
定期的な不要のマウスピース矯正ブランドを選ぶ際は、サポート体制の内容も比較するのが重要です。
以下は定期的な通院が不要なマウスピース矯正ブランドと、それぞれのサポート体制の比較です。
ブランド |
サポート体制 |
---|---|
Oh my teeth |
専属医療チームによる24時間LINEサポート |
hanaravi |
メディカルチームによる365日サポート |
Zenyum |
専用アプリで治療モニタリングとガイダンスを提供 |
hanalove |
LINEを介したサポートを実施 |
エミニナル |
公式LINEの「相談室」で相談可能 |
Beforedent |
週1回のマウスピース交換時にドクターがマウスピースの装着を写真でチェック |
-
比較Tips 6:「遠隔サポート」と一口に言っても、さまざまな方法があります。ここでは各社HP記載の内容をピックアップしましたが、サポート体制の現状を知るには、実際に問い合わせをしてみるとわかりやすいです。以下は各ブランド公式LINEのリンクですので、ぜひ実際に質問してみて、サポート体制の違い(返信の早さ・情報の豊富さ・不安に寄り添ってもらえるか など)を比較してみてください。
-
【各社の公式LINEへのリンク】
Oh my teeth・hanaravi・Zenyum・hanalove・エミニナル・Beforedent
直接診てもらいたい方は定期通院ありのブランドがおすすめ
定期的な通院が不要なマウスピース矯正ブランドは、その分オンラインで進捗状況のチェックなどを実施しています。
しかし「直接ドクターに診てもらいたい」という方は、定期的な通院がデフォルトのブランドを選んだほうが安心感があるでしょう。
定期的な通院が不要でも、ユーザーからの希望があれば提携クリニックでドクターに直接診察してもらえるブランドもあります。
その場合は通いやすい立地に提携クリニックがあるかどうかも確認してみましょう。
タイプ別おすすめマウスピース矯正ブランド

ここまでの比較表を見ても「結局自分はどのマウスピース矯正ブランドがいいの?」となる方も多いでしょう。
そこでここでは、タイプ別でおすすめの種類のマウスピース矯正ブランドを紹介します。
※ここで紹介する内容は、あくまでも目安です。一人ひとり、自分に合った矯正プランを選ぶには、ドクターの診断が不可欠です。
タイプ |
おすすめマウスピース矯正ブランド |
---|---|
後戻りなど軽度の歯並びの乱れを安く治したい |
スマイルトゥルー |
歯並びの目立つ部分を短期間で治したい |
Oh my teeth |
気になる部分だけでなく奥歯から歯並びを整えたい |
インビザライン |
できる限り安く矯正を始めたい |
アソアライナー |
あらかじめ矯正にかかる費用を明確にしたい |
Oh my teeth |
後戻りなど軽度の歯並びの乱れをリーズナブルに治したい→回数制のブランドに注目
おすすめマウスピース矯正ブランド↓
過去に歯科矯正をしたのち、軽く後戻りしてしまったなど、歯並びの乱れが軽度の場合は、回数制のマウスピース矯正ブランドがおすすめ。
なぜなら回数制でも治療回数が少なく済む可能性が高く、期間や費用も抑えられるかもしれないからです。
目立つ部分を短期間で治したい→プラン制で部分矯正できるブランドに注目

おすすめマウスピース矯正ブランド↓
軽度〜中度の歯並びの乱れがあり、目立つ部分のみ短期間でなおしたい方は、上記のブランドを検討してみてください。
いずれも部分矯正であれば、3か月程度からマウスピース矯正ができます。
また、万が一当初予定していた期間で理想の歯並びにならなかった場合、条件を満たせばマウスピースの追加が無料でできます。
気になる部分だけでなく奥歯から歯並びを整えたい→全体矯正や重度の歯並びの乱れに対応しているブランドに注目
おすすめマウスピース矯正ブランド↓
上記は全体矯正に対応しているマウスピース矯正ブランドで、奥歯から歯並びを整えたい場合も対応できます。
通院する暇がない→定期的な通院不要のブランドに注目
おすすめマウスピース矯正ブランド↓
これらは初期の検査や処置を済ませれば、基本的に自宅で矯正を進められるブランドです。
クリニックに通院する時間を確保できないことから歯科矯正を諦めていた方にとって、このようなブランドはメリットが大きいのではないでしょうか。
できる限りコストを抑えたい→回数制のブランドに注目

おすすめマウスピース矯正ブランド↓
歯科矯正にかかるお金をできる限り安くしたいなら、回数制で1回からでも治療できるようなブランドにしてみるのも一つです。
ただし「回数を重ねていくうちに結局結構お金がかかった」というケースもあり得るため、ドクターに相談する際に予想される治療回数を確認してみるとよいでしょう。
あらかじめかかるコストがわかりやすいものにしたい→プラン制のブランドに注目
おすすめマウスピース矯正ブランド↓
上記のブランドは、あらかじめ矯正プランの金額が明確なものです。(※アットスマイル矯正およびウィ・スマイル矯正の場合、定額プランと無制限プランがそれにあたります)
回数制のブランドは1回から治療できるメリットはあるものの、最終的にいくらかかるのかが予測しにくいデメリットもあります。
その点プラン料金が明確なブランドは、あらかじめどのくらい費用がかかるかがわかるため安心感があるでしょう。
上記で紹介したブランドのほか、インビザラインやクリアコレクトなどを提供するクリニックで、トータルフィー(矯正の基本料金とその他関連諸費用をパックにした料金プラン)になっていると、かかるコストがわかりやすいでしょう。
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後悔のないマウスピース矯正ブランド選びをしよう

いかがでしたか? マウスピース矯正17ブランドを8つの観点で比較しました。
マウスピース矯正ブランドは近年急速に増加しており、比較観点が複雑化しているのが現状です。
もし本記事を読んでもまだ迷っている部分があるなら、Oh my teethの無料診断時にご相談ください。