中古パソコンおすすめショップランキング【9選】

ただ、ひとことに中古パソコンショップと言っても、その規模やビジネスモデルは様々であり、どの店で購入すると満足度の高い買い物ができるのかを判断するのは難しい。
そこで本ページでは数ある中古パソコンショップの中で、特に品質と価格に優れるショップ、あるいは比較のため一部初心者向けショップも紹介し、満足のいくパソコンを購入できることを目指す。
中古パソコン選びのポイント
中古パソコンショップを紹介する前に簡単に選び方のポイントや便利ツールを紹介しておく。中古パソコンの選び方まとめ
- OS・・・セキュリティパッチ配布等の観点からWindows 10をサポート期間(2025年10月14日まで)終了後3年程度は使っても問題はない。またWindows 11へのCPUの公式要件はIntelの第8世代以上、Ryzenの2000シリーズ以降。
- CPU・・・CPUは世代やデスクトップ版やノート版などにより大きく性能が異なる。後述するがPassMarkベンチマークの結果とその目安で判断すべきである。
- バッテリー・・・8年経過のパソコンで7割程度バッテリー残量が一般的。使用年数と見た目の使用感などで判断するしかないが、ショップによってはバッテリー残量を保証してくれている。
- マイクロソフトオフィス・・・中古パソコンの故障リスクを考えると、本体が壊れると権利を失うプリインストール版(OEM)版は割に合わず、おすすめできない。必要ならばやや初期費用は高くなるが、オンラインコード版を購入し、買い替えた先のパソコンでも利用可能な状態にするのが得策。
CPU性能を簡単にチェック
CPUはパソコンの処理速度の根幹をなす重要なパーツであるが、型番を見ただけでは性能が分からないため、PassMarkというCPUの総合的な性能を指数化したベンチマークテストの結果を使うのがおすすめである。スコアの目安とチェックツール(PASSMARK SEARCH)を下に用意しているので、中古パソコンのスペックからCPUの型番情報を入力して性能をチェックして欲しい。2000点以下のカスなCPU搭載の中古パソコンは選ばないように気を付けたい。
PassMarkの目安
- 40000 – ・・・ゲームのパフォーマンスに異常にこだわる変態、プロフェッショナルなクリエイティブ用途
- 20000 – 40000・・・ゲームで高いFPSを目指す時、クリエイティブ用途で特定処理の高速化を実現したい場合
- 12500 – 20000・・・複数アプリでのハードなPC作業も余裕でこなせ速い。高度な3Dゲームを快適にしたい場合
- 8000 – 12500・・・日常的なPC使いでは余裕のパフォーマンス、動画編集やゲームも快適にこなせる
- 5500 – 8000・・・日常的なPC使いで遅いとは思わないレベル。テレワークでは最低これぐらいは欲しい
- 3000 – 5500・・・体感的な引っかかりが気になるレベル。裏でウイルススキャンとか走ると辛い
- 2000 – 3000・・・動画やブラウザでの引っかかりが多く、イライラさせられる。遅い
- ~2000・・・敢えて言おう、カスであると
PASSMARK SEARCH
中古パソコンのおすすめショップランキング
それでは中古パソコンのおすすめショップランキングを紹介する。店舗で大規模に展開しているソフマップなど量販店販売の中古品はコストパフォーマンスが極めて低いので除き、それ以外で十分な取引量を備えているショップを紹介する。
特にランキング上位3社は価格、品質、保証面で極めて高い水準を有しているため中古パソコンを購入するならばまず確認しておきたいショップである。
続いて4~8位もそれなりにコストパフォーマンスが高く、上位3社までに希望するパソコンが見つからない場合はチェックしたい
9位は特におすすめしたいわけではないが初心者向けであり、他と毛色が異なるという意味で紹介する。それでは1位から紹介する。
1位:パソコン市場
パソコン自体のコストパフォーマンスはそれほど高くはないが、東京都から鹿児島まで25店舗程度を運営しているため知名度も高く、パソコン初心者〜中級者が主なターゲットとなっている。
平均余命が短い中古パソコンで、プリインストール版オフィスソフトは割に合うのかという話はあるが、正規のマイクロソフトオフィスがインストールされたパソコンを手軽に使いたいという人には良い選択肢となるだろう。
2位:OraOrA – 圧巻の品揃えで欲しい商品が必ず見つかる
データ消去に定評があり、主に企業や官公庁、教育機関などから出る使用済みのPCを回収し、再販可能なものは販売するというビジネスモデルを取っており、実店舗での買取は行なっていない。
取引量が業界トップクラスであり、オペレーションが効率されている事で格安価格を実現している他、中古のWindows PCも常時1000点程度は販売している点が魅力であり、欲しい商品が必ず見つかることだろう。
3位:PC WRAP – 業界最長3年保証を誇る中古PCの老舗

中古PC販売20年以上の老舗であり、年間6万台程度パソコンを再生するためOraOrAに次ぐトップクラスの取引量を誇る。
取引量と効率的な検品のオペレーションからくるコストパフォーマンスに加え、3年保証、当日発送など購入者にとっての安心材料も豊富である。
4位:JUNKWORLD – 激安中古パソコンの殿堂

パソコン回収.comなどを通じて、法人、個人双方から不要になったパソコンの回収を行なっており、個人はどんなパソコンであっても無料で引き取ってくれる。
このサービス、あるいは買取を通じて集まったパソコンのうち再利用可能なものを再整備して発売しているサイトがJUNKWORLDである。
他社が真似できないユニークな方法でパソコンを集めていおり、年間数万台の販売実績を誇り規模も大きい事から品揃えや価格競争力は十分に高いが、ショップ名の通りジャンク品が豊富で品質のバラつきには注意が必要なため、商品写真等には目を配りたい。
5位:イオシス – Macを中心に新し目のパソコンが豊富
特にMacBookに関しては非常に商品を多く揃えており、個人からの買取を中心に行っているため新しい商品も多い。iPhoneとMacならイオシスというイメージが強い。
値段は結構安いという宣伝のままであり、激安でも無ければ高いとも思わない。Macbookは値崩れしにくい商品で中古価格はどこも似たりよったりであるが、このショップは取り扱い数が多いので希望のものを探すことができるのが一番のメリットである。
MAC以外についても、秋葉原を中心に店舗を構えることから新しいパソコンを多く入荷していることが特長である。
6位:Be-Stock – Think Padに特化した専門点

多様なメーカーのパソコンを取り扱っているが、特にThinkpadについては独自の調達ルートを持つ模様であり、品質・価格とも評価が高い。
実店舗としてはThinkPad専門の1号店と、その他のメーカーを扱う2号店で分かれており、それに伴い、WebサイトにもShop1とShop2の2つが存在する。
仕入れにはやや偏りがあるものの、コストパフォーマンスは高く、電池残量80%以上のものは表記があるため安心して購入することが可能である。
7位:デジタルドラゴン – 最新のコンシューマ系中古が充実

品質がシビアな分、価格は激安とまではいかないが、パソコン工房の新品製品と同様コスパは十分に高く、リーゾナブルである。また品揃えがノートパソコンからゲーミングPC、自作PCまで幅広く、比較的新しいパソコンが多い。
パソコン工房の新品パソコンと同様、デジタルドラゴンは品質と価格がそれなりに高いレベルで安定している。
8位:Qualit – ビジネスクオリティの中古パソコン
横河レンタ・リースという法人向けとして有名なパソコンのレンタルサービスがあり、私が勤めている会社でも利用しているのだが、レンタル期限を終えて返却されたパソコンを再整備して売りに出しているのである。
安値で仕入れ、高値で売るという多くの中古パソコンショップとはビジネススキームで一線を画しており、これが圧倒的な価格競争力を実現している。
更に会社として法人向けの厳しいビジネス要求に応えられるようバッテリーチェックを含め高いレベルの点検・整備を行なっているので品質面で非の打ちどころは無い。
法人用にレンタルで使われているという事実は、個人で無理な使われ方をしたパソコンが来ないという点でも安心材料である。
9位:くじらや – スペックは良く分からないが動かしたい人向け
安物のグラフィックボードを搭載したものをゲーミングパソコンとし称して出品している様や10年前のパソコンを堂々と爆速と言い放つ様は潔さを感じる。
更に細かく見てもCPUの型番が書いていない商品も多い。Core i3とだけ書いてあるがいつのCore i3か分からないので性能の判定も不能である。
7日間返品OKだが、これは単にクーリングオフ制度で法律である、更には中古パソコンだからかSDGsを宣伝しているなど何とも言い難いサイトである。ちなみにコスパも悪い。
ただサイトにも書かれている通りサポートだけは懇切丁寧であるため、予算もパソコンを使用する自信もない人がお試しで使ってみる分には、手軽さもありおすすめできるかもしれない。