こんにちわ平凡タクドラです。
こんな人にはニアミーがおすすめです。
東京で9年ほどタクシードライバーやってます。ニアミーについて詳しく解説します。またニアミーを実際に使ってみた感想や割引クーポン情報も書いていきます。
ニアミーって何?
乗る場所と降りる場所を自由に決められるシャトルワゴン。公式ではスマートシャトルと呼ばれています。
シャトルワゴンが目的地へ向かう途中で何ヵ所か経由して、そこでお客さんをピックアップしていく…、そんなシステムです。

現在ニアミーには3種類のスマートシャトルがあります。
- ニアミーエアーポート→空港
- ニアミータウン→街なか
- ニアミーゴルフ→ゴルフ場
(注)今回はニアミーエアポートについての説明となります。
詳しくみていきましょう。
ニアミーの特徴2つ
- 完全予約制
- 相乗りである
完全予約制
事前にニアミーのアプリから乗る場所と降りる場所、時間などを予約して利用します

完全予約制なので街なかで流している車を捕まえるということではないです。
料金やコース、車に乗る人数も事前に確定されています。
タクシーみたいに車に乗ってからイチイチ行き先やコースの説明をする必要もありません。
そうだね。乗る場所と降りる場所を事前に指定するからイメージとしては同じだね。
ただ、ニアミーはタクシーと違って迎車料金や予約料金はないよ。深夜料金や高速道路を利用した時の高速代もかからないよ。
なので料金自体タクシーよりかなり安め。
相乗りである
そして一番の特徴は相乗りだということ。
目的地へ行く途中で見ず知らずの人が乗ってきます。そして降りていきます。ちなみにニアミーエアーポートなら、行き先は全員空港となります。ターミナルの違いはありますが。
車はハイエースやアルファードなど大きな車を使用します。公式ページではセダンタイプの車もラインナップされているようですが、私は見たことないですね。
車によって乗る人数が決められているので、相乗りといっても車内でギュウギュウ詰めになることはないです。
逆に相乗りする人がいないケースもあります。そんな時は大きい車を貸し切り状態で使用できます。
タクシー事前確定運賃について↓↓↓
ニアミーのメリット3つ
- とにかく安い
- 多少融通がきく
- マイルが貯まる
とにかく安い。
都心部から羽田空港へ
タクシー(定額利用)
- 杉並区→9,900円
- 新宿区→8,300円
- 渋谷区→7,800円
ニアミー
- 杉並区→3,480円
- 新宿区→2,980円
- 渋谷区→2,980円
都心部から成田空港へ
タクシー(定額利用)
- 杉並区→27,000円
- 新宿区→25,000円
- 渋谷区→25,000円
ニアミー
- 杉並区→6,980円
- 新宿区→5,980円
- 渋谷区→5,980円
だいぶ違いますね。成田空港のケースでは1万円以上の差があります。さらにタクシーだと定額料金の他に高速料金もかかります。ニアミーは高速代かかりません。
乗車48時間前までキャンセル料は無料、飛行機遅延に伴う料金請求はなしとなっています。こういった点もタクシーにはないメリットですね。
また割高になりますが、貸し切りサービスもあります。
シャトルワゴンなのに融通が効く
一般的にシャトルバスって乗る場所や降りる場所、さらに時間とかも決まってますよね。大きな荷物がある時は、乗る場所まで歩いていくだけで結構疲れます。
ニアミーは乗る場所や降りる場所、時間も自由に決められます。乗る場所を自宅前に設定することもできます。まさに ドア to ドア 。
この点はタクシーのような使い方ができて便利です。
マイルが貯まる
利用金額に応じてマイルが貯まります。これはタクシーにはないメリットですね。
公式ページではANA、JAL、スターフライヤーが対象となっています。
- ANA→200円につき1マイル
- JAL→100円につき1マイル
- SFJ→200円につき1マイル
ニアミーのデメリット3つ
- 相乗りである
- サービス面が不十分
- 対応エリアが少ない
相乗りである
まずはコレですね。タクシーと大きく違う点です。
(1)プライベート空間ではない
アルファードやハイエースといった大きな車でも、やっぱり見ず知らずの人と乗るのは抵抗とか遠慮などありますよね。
例えば、世の中には暑がりな人もいれば寒がりの人もいます。こういった人が相乗りした時、エアコンの設定とか窓を開ける、開けないとか難しいですよね。(笑)
車内で飲食したり、スマホで会話とかもやりづらいでしょうね。
(2)回り道をする時がある
目的地へ行く途中で何か所か経由することになります。とうぜん時間もかかります。
例えば、最初のお客さんが新宿から乗って、次のお客さんが大田区から相乗りして羽田空港へ行くケースはどうでしょう。
新宿からなら首都高を利用してダイレクトに羽田空港へ行くルートが普通だと思います。
でも相乗り者がいるので、わざわざ下道で行って大田区を経由する、なんてこともあるわけですね。
新宿から乗ったお客さんからしたら時間もかかるし、なんともモドカシイ気持ちでしょうね。
サービス面が不十分?
個人的に利用した限りでは不満はないですが…みなさんのレビューを掲載中 ⭐️
こういった口コミサイトはどこまでホントか分かりませんので参考程度ですが、やはり気になるところ。
例えば…
車のお迎えで約束の時間に間に合わないとか、これから空港へ行こうとしている人にとってはカナリ痛いコメントもありました。
ただ相乗りであれば、こういった問題は実際に時々起きると思います。なぜならお迎えの車は遠くからやってくることもあるので、その分渋滞にハマることもあるでしょう。
その点、タクシーはお迎えの時間に遅れることはあまりないです。仮にあっても数分程度です。なぜならお客さんのところに迎えにいく車はスグ近くにいる車が呼び出されるからです。
対応エリアが少ない
ニアミーというサービスがスタートして間もないので致し方ないとは思いますが、利用できるエリアは少ないです。
予約が取りづらいという点も口コミサイトでは目立ちました。これも同様の理由からでしょう。正月休み、盆休みなど忙しい時期に利用するときは注意が必要です。
利用可能エリア
【羽田空港】
- 東京23区
- 武蔵野市
- 三鷹市
- 調布市
- 西東京市
- 千葉県の一部
- 神奈川県川崎市の一部
【成田空港】
- 東京23区
- 武蔵野市
- 三鷹市
- 千葉県の一部
ニアミーの使い方
アプリから予約します。
1.スマートシャトルを選ぶ
エアポート、タウン、ゴルフと3種類のスマートシャトルがあるので、まずはエアポートを選びます。
2.必要事項を入力する
行き先の空港名や出発地、時間などを入力します。フライト番号を入力するとマイルがもらえます。※規定あり 必要事項を入力したら次に進むをクリック。
3.予約へ進む
いくつか候補が出てくるので都合のいいものを選択して予約へ進むをクリック。※たいてい2つの選択肢が出てきます。
4.最終確認をして予約
申し込み内容を確認して、旅行条件書にチェックを入れます。クーポンがあれば入力します。最後に予約するをクリック。
5.予約確定するまで待つ
現時点では仮予約の状態。予約が確定されたら予約確定メールがきますので、それまで待ちます。※24時間以内に連絡くる
6.予約確定
予約確定メールがくれば予約確定です。この時点では予約が確定しただけ。詳細の時間やお迎えの車両ナンバー、相乗り者などは未定です。詳細は乗車日の前日18:00までに連絡がきます。
ニアミーを使ってみた感想
ニアミーというサービスは、良くも悪くもタクシーとは別物だと感じました。
タクシーのような使い方ができますが、ニアミーはあくまでシャトルバスのようなもの。イロイロな人と一緒に乗るので公共性の高い乗り物です。
お迎えの車が交通渋滞などで遅れることはあったとしても、利用者が遅れた時に車は待ってくれません。たとえ飛行機が遅延したとしてもです。
口コミサイトを見ると、この点について悪い評価が目立ちました。この辺はタクシーと違いシビアです。
繰り返しになりますが公共バスと同じものだと認識しましょう。
また、複数人で車を共有するので荷物についても細かい決まりがあります。例えば、スーツケースは1人1個まで無料だけど、2個目からは有料です。その辺もシビア。
こういった細かいルールや見ず知らずの人と相乗りだという点を割り切れるのならば、このニアミーは利用する価値あると思います。
何しろタクシーよりかなり安いから。
ただニアミーは、1人の乗車に対して料金が発生します。例えば家族3人で乗るなら3人分の料金がかかります。
こういったケースでは逆にタクシーの方が安くなる時もあります。
なのでニアミーは、基本的には1人で利用することをオススメします。

ニアミーを使ってみよう
結論としては、このニアミーはオススメです。
理由はメリットが大きいから。
ただ当然デメリットもあります。
ニアミーというサービスもそうですが、相乗りということ自体まだまだ新しいサービスです。
ドライバーの不慣れ、会社の対応の悪さ、システム上のトラブルなど時々あるかもしれませんね。
こういったサービス面で、今後さらに改善されていくことを期待しています。
いずれにしても移動手段の選択肢が増えたことは、私たちユーザーにとってはプラスなんだと思います。